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【臨各】30回鍼灸国試解説【問50】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題50

問題50

くる病の治療で適切でないのはどれか。

解説

この問題の意図

くる病について理解しているか問われた問題

用語の解説

くる病とは

ビタミンD欠乏が原因です。成人に発症した場合を骨軟化症、小児に発症した場合をくる病といいます。

症状は骨痛と筋力低下であり、骨折しやすく、脊椎変形による円背などが起こります。

血液検査では、血清リン低下、カルシウム低下、アルカリホスファターゼの高値などが確認されます。

選択肢の解説

ビタミン D の投与

ビタミンDの欠乏によって起こるので、投与することは治療につながりますね。

運 動

骨に刺激が加わる運動をすることが推奨されています。

日光浴

紫外線に当たると皮膚にある物質を材料にビタミンDを生成したり、ビタミンDの活性化を起こします。治療法としては副作用も少なそうで良いですね。

副腎皮質ホルモンの投与

副腎皮質は関与していませんね。この治療法が適切なのはアジソン病(副腎皮質機能低下症)でしょう。

これらより導き出される解答

上記より答えは「副腎皮質ホルモンの投与

まとめ

今回は疾患の治療法について問われた問題でした。鍼灸師にとって直接的に使う知識ではないですが国家試験の点数を取るためにも把握しておきましょう。

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