目次
まずは問題を解いてみよう
解説
この問題の意図
痛覚の上行性伝導路の経路について理解しているか問われた問題
用語の解説
痛みの上行性伝導路
まず痛みは高閾値機械受容器やポリモーダル受容器で受容され、AδやC線維によって伝えられます。上行性伝導路は最低でも3本の神経線維で伝えられており、1本目を一次ニューロン、2本目を二次ニューロン、3本目を三次ニューロンと言います。
① 一次ニューロンは受容器から脊髄後角まで、
② 二次ニューロンは脊髄後角から視床まで、
③ 三次ニューロンは視床から大脳皮質までを示します。
選択肢の解説
赤 核
赤核は中脳に存在する核です。痛みの上行性伝導路の経路には含まれていないので違いますね。
尾状核
尾状核は大脳基底核の一種ですね。痛みの上行性伝導路の経路には含まれていないので違いますね。
レンズ核
レンズ核は被殻と淡蒼球を合わせた呼称です。これは大脳基底核の一種ですね。
視床後外側腹側核
これが解答となります。
これらより導き出される解答
上記より答えは「視床後外側腹側核」
まとめ
今回は上行性伝導路の経路について問われた問題でした。ほかにもよく出題されるものでは、視覚や聴覚も視床(視覚は外側膝状体、聴覚は内側膝状体)を中継に大脳皮質の領域に投射しますので把握しておきましょう。
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【痒い所に手が届く】 演習形式問題1問につきそれぞれ解答が掲載されています。点線部を折ることで解答が隠れるようになっています。国試形式本番さながらの形式です。…
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