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【臨各】30回鍼灸国試解説【問62】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題62

問題62

我が国における後天性失明の原因で最も多いのはどれか。

解説

この問題の意図

疫学について把握しているか問われた問題。

選択肢の解説

加齢黄斑変性症

黄斑が加齢とともに変性し、視力低下を起こす疾患のこと。

[疫学] 視覚障害の原因の4位である。

網膜剥離

眼球の内側にある網膜が剥がれ、視力低下を起こす疾患のこと。

[疫学] 発症頻度は9000人に1人であり、20歳代と50歳代に好発する。

白内障

水晶体が混濁した結果、視力が低下する疾患のこと。

[疫学] 2001年に白内障の手術が80万眼行われた。

緑内障

眼圧が亢進することで視神経が障害され、視野障害が生じる疾患のこと。進行すると失明に至る。

[疫学] 罹患率:40歳以上で3.6% 失明原因の2位である。(1位は糖尿病性網膜症

これらより導き出される解答

上記より答えは「緑内障

まとめ

今回は眼科系疾患の中でも、疫学について問われた問題でした。失明を起こす可能性が高いのは緑内障であるという認識を持っておく必要があると意識させてくれた過去問かと思います。
また、1番失明を起こしているのは緑内障ではなく、糖尿病性網膜症であるという点については注意しておきましょう。

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