目次
まずは問題を解いてみよう
解説
この問題の意図
リハビリテーションの分類を理解しているか
リハビリテーションの5つの分類
医学的リハビリテーション
患者の心身機能の回復・維持・強化を目的として病院や診療所などの医療機関で行う。
例)理学療法・作業療法など
職業的リハビリテーション
障害のある人が働きがいのある人間らしい仕事に就きそれを維持することができるようにする職業サービスのこと。例)職業指導・職業訓練・職業紹介など
社会的リハビリテーション
社会生活力を高めることを目的とする支援で、社会の中で生きる上で障害がある人の権利を確保し、経済的・社会的な問題があるのであれば、社会の仕組み自体にアプローチすること。
例)身体障害者自立支援施設などの生活施設の整備・障害者に適した街づくり・障害者の自立や生活を支援する制度の確立など
教育的リハビリテーション
障害のある児童や人の能力の向上を図り、社会で生活するために必要なことを伝えるなど、障害者への総合的な教育のこと。
例)障害児教育・特別支援教育など
リハビリテーション工学
リハビリテーションに対する工学的なアプローチのこと。
例)義肢装具・コミュニケーション機器・住宅改造・交通機関のバリアフリーなど
選択肢の解説
職業訓練
職業的リハビリテーションに該当するので、誤り。
特別支援教育
教育的リハビリテーションに該当するので、誤り。
二次的合併症の予防
医学的リハビリテーションに該当するので、誤り。
施設入所支援
施設入所支援は、障がい者の社会的な生活力を高めるための社会的リハビリテーションに該当するので、これが正解。
これらより導き出される解答
上記より答えは「施設入所支援」
まとめ
選択肢を見ると、職業訓練や特別支援教育も “社会的” なのでは!?と考えて迷ってしまう人もいたかもしれませんね。
解説で示したリハビリテーションの5つの分類について知っていれば比較的解きやすい問題であったと思いますので、迷ってしまった人はチェックしておきましょう〜
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