目次
まずは問題を解いてみよう
解説
この問題の意図
経穴の取穴部位を理解しているか問われた問題
選択肢の経穴
承山
腓腹筋筋腹とアキレス腱の移行部で、委中の下方8寸に位置する。
漏谷
脛骨内縁の後際で内果尖の上方6寸に位置する。
内関
長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方2寸に位置する。
四瀆
橈骨と尺骨の骨間の中点、肘頭の下方5寸に位置する。
選択肢の解説
左右の乳様突起の間は9寸です。
外果尖の高さから承山
膝窩から外果尖までは1尺6寸です。
承山は委中から下方8寸なので、外果尖から承山は8寸になります。
肘窩横紋から内関
肘窩から手関節横紋までは1尺2寸です。
内関は手関節横紋から2寸なので、肘窩横紋から内関までは10寸になります。
手関節背側横紋から四瀆
肘窩から手関節横紋までは1尺2寸です。
四瀆は肘頭から下方5寸なので、手関節横紋から四瀆までは7寸になります。
膝蓋骨尖の高さから漏谷
膝蓋骨尖から内果尖までは1尺5寸です。
漏谷は内果尖から上方6寸なので、膝蓋骨尖から漏谷は9寸になります。
これらより導き出される解答
上記より答えは「膝蓋骨尖の高さから漏谷」
まとめ
今回は骨度法を把握しており、その骨度法から教科書での取穴方法を引き算することで答えにたどり着くような問題でした。もっと複雑な問題ですと経穴と経穴の間の長さを聞いてくる場合がありますので注意して解きましょう。
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