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【きゅう理】28回鍼灸国試解説【問159】

目次

まずは問題を解いてみよう。

第28回 鍼灸国家試験 問題159

問題159

広汎性侵害抑制性調節(DNIC)が最も関与するのはどれか。

解説

この問題の意図

鎮痛メカニズムの一つであるDNICの知識を有しているかを問うている。

広汎性侵害抑制性調節(DNIC) とは

今回の問題で問われている 広汎性侵害抑制性調節(DNIC) とは、
全身の皮膚、筋などに侵害刺激を加えることで、脊髄後角のニューロンの興奮が抑制される 
というものです。
つまり、「痛み刺激が痛みを抑制する」ということです。

このDNICを起こすために必要なのは、痛み刺激を与える必要があるということです。
ですので、各選択肢の刺激が「痛み刺激(侵害刺激)」であるのかないのかを見ていきましょう。

  • 足三里に七分灸を行い胃痛が緩和した。   →知熱灸なので、非侵害刺激
  • 大腸兪にショウガ灸を行い腰痛が改善した。 →隔物灸なので、非侵害刺激
  • 梁丘に温筒灸を行い膝痛が改善した。    →間接灸なので、非侵害刺激
  • 合谷に透熱灸を行い歯痛が緩和した。    →直接灸なので、侵害刺激

この中で侵害刺激は 「合谷に透熱灸を行い歯痛が緩和した 。」ですので、この選択肢の刺激を行った場合のみにDNICが発生します。

これらより導き出される解答

上記より答えは「合谷に透熱灸を行い歯痛が緩和した。

まとめ

DNICとは「痛み刺激が痛みを抑制する」ことを示すので、覚えておきましょう!

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