目次
まずは問題を解いてみよう
解説
この問題の意図
問題文から症例を想像し、病態把握について問われた問題
問題文の症例について
56 歳の男性。数日前から続く右肩甲部や右上腕外側の痛みと、右前腕橈側から右手橈側のしびれを主訴に来院した。
この文章から、上腕から前腕、手にかけてC6領域に痛みとしびれが出ていることが分かります。
きっかけ等の記載はありませんので、断定はできないですが、頚部など末梢の中でも上位の部分の神経が障害されているために、起きている症状なのではと想定できますね。
選択肢の解説
ペインフルアークサイン
これは腱板炎などの肩関節周囲炎の際に陽性となる理学検査ですね。
トムゼンテスト
これは上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の際に陽性となる理学検査ですね。
ファレンテスト
これは手根管症候群の際に陽性となる理学検査ですね。
スパーリングテスト
これは頚椎症の際に陽性となる理学検査ですね。
これらより導き出される解答
上記より答えは「スパーリングテスト」
まとめ
今回は問題文から症例を想像し、病態把握をする上で、どの理学検査が陽性となりやすいかを考える問題でした。理学検査の知識と、疾患の特徴を理解すればこのような問題に対応できるようになるかと思います。
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