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【生理】31 回鍼灸国試解説【問24】

目次

まずは問題を解いてみよう

第31回 鍼灸国家試験 問題24

問題24

心臓の刺激伝導系について正しいのはどれか。

解説

この問題の意図

刺激伝導系について問われたシンプルな問題

用語の解説

刺激伝導系とは

心臓は常に自動的かつ規則的に収縮しており、多くの心筋細胞があたかも1つの細胞のように同時に興奮し収縮している。この興奮は心房の洞房結節にあるペースメーカー細胞から起こり、房室結節、ヒス束、右脚・左脚、プルキンエ線維を経由し心室筋全体まで伝えられ、心筋が収縮する。これら特殊心筋のことを刺激伝導系という。

選択肢の解説

固有心筋からなる。

前述した通り、特殊心筋ですね。固有心筋は心室で実際に収縮する心筋のことです。

房室結節は自動能をもたない。

基本的に自動能を持っているのは洞房結節のペースメーカー細胞ですね。しかし、洞房結節が何らかの原因で興奮を起こせなくなった場合、房室結節が代替し興奮を発生するようになります。ですので、房室結節も自動能を持つと言えるでしょう。

プルキンエ線維の活動が心房を収縮させる。

プルキンエ線維の活動によって収縮させるのは心房ではなく心室ですね。

刺激は房室結節からヒス束へと伝わる。

これが正解ですね。

これらより導き出される解答

上記より答えは「刺激は房室結節からヒス束へと伝わる。

まとめ

今回はいたってシンプルな問題だったかと思います。一部選択肢に ? となることもあったかと思いますが、知っていれば解ける問題かと思います。また、2択で迷った場合などはbetterな選択肢を選ぶことで点を得られるようになるかと思います。

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