はりらぼ新規リニューアル公開!より見やすくなりました!(過去記事や過去問演習は徐々に移行中)

【東臨】30 回鍼灸国試解説【問160】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題160

問題160

「60 歳の男性。主訴は足のむくみ。近医で乏尿ではないが、尿量が少ないと指摘さ
れた。残尿感はない。下痢しやすい。舌は胖嫩、歯痕、白厚膩苔、脈は滑を認める。」適切な治療穴はどれか。

解説

この問題の意図

問159から連続した問題となっています。証を判断したのちに、どの経穴を選ぶかを問われた問題

問159のおさらい

治療すべき臓腑は

159の解答としては、脾でしたね。

脾の運化作用が失調した結果、水の代謝がうまくいかず、余分な水が体内に蓄積してしまい、むくんでいると考えられたかと思います。

ですので、今回の問題では、脾の失調に対して、適切な経穴を選択しましょう。

選択肢の解説

尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋の上方 1 寸

経穴:通里 手の少陰心経

脛骨内側面の中央、内果尖の上方 5 寸

経穴:蠡溝 足の厥陰肝経

腓腹筋外側頭下縁とアキレス腱の間、崑崙の上方 7 寸

経穴:飛揚 足の太陽膀胱経

第 1 中足骨底内側の遠位陥凹部、赤白肉際

経穴:太白 足の太陰脾経

これらより導き出される解答

上記より答えは「第 1 中足骨底内側の遠位陥凹部、赤白肉際

まとめ

今回は単純に脾経の経穴を選択する問題でした。少し教科書とは取穴方法の表現方法が異なって出題されていましたが、解剖を想像してみると同様の位置になるかと思います。このような問題が出た場合には冷静に対処しましょう。

その他

試験演習

Adsense

おすすめ記事

SNS

公式LINE

友だち追加
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次