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【経絡】30回鍼灸国試解説【問112】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題112

問題112

督脈の経穴で、外方 3 寸に膀胱経の経穴がないのはどれか。

解説

この問題の意図

背部の経穴の並びを理解しているか

選択肢の解説

霊 台

霊台:第6胸椎棘突起下縁の高さで、後正中線上にある。

同じ高さには外方1寸5分に督兪(膀胱経)、外方3寸に譩譆(膀胱経)が並んでいる。よって誤り。

懸 枢

懸枢:第1腰椎棘突起下縁の高さで、後正中線上にある。

同じ高さには外方1寸5分に三焦兪(膀胱経)、外方3寸に肓門(膀胱経)が並んでいる。よって誤り。

腰 兪

腰兪:

同じ高さには仙骨孔部に下髎(膀胱経)、外方1寸5分に白環兪(膀胱経)、外方3寸に秩辺(膀胱経)が並んでいる。

よって誤り。

陶 道

陶道:第1胸椎棘突起下縁の高さで、後正中線上にある。

同じ高さには外方1寸5分に大杼(膀胱経)、外方3寸に肩外兪(小腸経)が並んでいる。

よって、外方3寸に膀胱経の経穴がないため、これが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「陶 道

まとめ

今回は、背部で同じ高さにある経穴と、その経穴がどの経絡のものであるかを問われた問題でした。背部や腹部の同じ高さにある経穴については、よく問われる問題なのでしっかり覚えておきましょう〜!

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