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【東臨】30 回鍼灸国試解説【問145】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題145

問題145

次の文で示す経脈病証で障害されている経脈の同名経を施術する場合、最も適切な治療穴はどれか。「72 歳の男性。 3 日前から急に腰が痛くなり、身体を反らすことができなくなった。陰囊の脹痛、胸満、遺尿もみられる。」

解説

この問題の意図

惑わせてきてはいるが単純な経絡経穴の問題

問題文の解説

72 歳の男性。 3 日前から急に腰が痛くなり、身体を反らすことができなくなった。陰囊の脹痛、胸満、遺尿もみられる。

この文章と一致するのは肝の経脈病証です。しかし、選択肢に肝経はありません。ここで注目するのが、問題文です。”次の文で示す経脈病証で障害されている経脈の同名経を施術する場合、最も適切な治療穴はどれか。”の同名経という単語です。これは”陽明” ”太陽” ”少陽” ”太陰” ”少陰” ”厥陰”のことを指します。肝経は”厥陰”なので、同じ厥陰経である心包経の経穴を選びましょう。

選択肢の解説

霊 道

経脈:手の少陰心経

要穴:心経の経金穴

取穴:尺側手根屈筋腱の橈側縁で手関節掌側横紋の上方1寸5分に位置する。

陽 谷

経脈:手の太陽小腸経

要穴:小腸経の経火穴

取穴:手関節後内側、三角骨と尺骨茎状突起の間の陥凹部に位置する。

支 溝

経脈:手の少陽三焦経

要穴:三焦経の経火穴

取穴:橈骨と尺骨の中点、手関節背側横紋の上方3寸に位置する。

間 使

経脈:手の厥陰心包経

要穴:心包経の経金穴

取穴:長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方3寸に位置する。

これらより導き出される解答

上記より答えは「間 使

まとめ

今回は問題文で少し惑わせてくる問題でしたね。ですが、回答自体は単純で簡単ですので、惑わされず冷静に対処し点を取ってください。

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