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【解剖】31 回鍼灸国試解説【問16】

目次

まずは問題を解いてみよう

第31回 鍼灸国家試験 問題16

問題16

胸郭について正しいのはどれか。

解説

この問題の意図

解剖の単純な問題

選択肢の解説

頸切痕は胸骨体の上縁である。

頸切痕があるのは胸骨柄の上縁ですね。

仮肋は肋骨弓の構成に関与しない。

第1肋骨から第7肋骨を真肋、第8肋骨から第12肋骨を仮肋と呼ばれます。また、第11肋骨と第12肋骨は浮遊肋とも呼ばれます。

肋骨弓とは胸骨に連結している第7肋骨から第10肋骨の肋軟骨の下縁によって構成させる弓状の線のことです。なのでむしろ、仮肋が肋骨弓の構成をしていますので、この選択肢は誤りとなります。

上大静脈は胸郭上口を通る。

胸郭上口を通るものには、食道や気管、総頚動脈や鎖骨下動脈などがあります。

胸骨角は第 2 肋骨と連結する。

これが正しいですね。

これらより導き出される解答

上記より答えは「胸骨角は第 2 肋骨と連結する。

まとめ

今回は解剖の中でも単純な問題でした。解剖のような、理解よりも暗記力の方が必要となる科目は反復的に行わないと必要な時に忘れてしまいがちかと思います。1日に少しでもいいので解剖や経穴の取穴方法などは毎日やることをお勧めします。

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