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【臨総】30回鍼灸国試解説【問43】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題43

問題43

リンパ節腫脹の原因で誤っているのはどれか。

解説

この問題の意図

リンパ節の働きについて理解しているか

リンパ節とは

リンパ管の途中に存在する免疫器官の一つ。内部にはリンパ球やマクロファージが存在し、体外からの異物を貪食する働きを持つ。頸部、腋窩、鼠蹊部など身体中に存在する。

〜 リンパ節が腫れる要因 〜

ウイルスや細菌による感染、炎症性疾患(結核性リンパ節炎を含む)、がん(悪性腫瘍)など

選択肢の解説

感染症

細菌やウイルス感染により、リンパ節は腫れるので間違い。

白血病

白血病細胞というがん化した細胞が増える病気であり、リンパ節は腫れるので間違い。

悪性腫瘍の転移

リンパ節に他の部位の悪性腫瘍が転移することがあり(リンパ節転移)、この場合リンパ節は腫れるので間違い。

鼠径ヘルニア

鼠径靭帯にある外鼠径輪から、腸管などの腹部臓器が脱出するヘルニアのこと。リンパ節の腫れとは関係がないので、これが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「鼠径ヘルニア

まとめ

鼠径ヘルニアでは腸管などの脱出により、体表から隆起している様子がわかります。鼠蹊部にもリンパ節は存在するので、そこを引っ掛けた問題でしたね。リンパ系の機能と、今回の問題で出たヘルニアの病態についても確認しておきましょう!

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