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【臨各】30回鍼灸国試解説【問66】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題66

問題66

急性膵炎で最も多いのはどれか。

解説

この問題の意図

急性膵炎について理解しているか

用語の解説

急性膵炎とは

膵臓内で活性化された膵酵素が膵臓および周囲の臓器を自己消化する急性炎症性疾患。

成因:1位.アルコール(男性に多い) 2位.胆石(女性に多い) 

症状:大量飲酒後に時速的な上腹部痛、背部痛、発熱、悪心・嘔吐、食欲不振など。

※ 重症急性膵炎では活性化した膵酵素や自己消化によって生じた種々の化学物質やサイトカインが血流を介して全身に及び、ショック、呼吸不全、急性腎不全などの多臓器障害を引き起こす。

選択肢の解説

自己免疫性膵炎

自己免疫性膵炎は高齢者に多い、自己免疫反応の異常。慢性膵炎の2~5%ほどであるので誤り。

胆石性膵炎

胆石が膵管を閉塞することによって生じる膵炎。女性に多く、急性膵炎の要因では2位を占めるが、最も多い要因ではないので誤り。

薬剤性膵炎

治療目的で投与された薬剤が原因で生じる膵炎のこと。頻度は急性膵炎全体の0.8%ほどで少ないので誤り。

アルコール性膵炎

急性膵炎の要因の中で最も多く、頻度は急性膵炎全体の40%ほどを占める。よってこれが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「アルコール性膵炎

まとめ

今回は急性膵炎の要因に関しての問題でした。臨床医学各論は、疾患の要因だけでなく、症状・検査方法・治療などが問われる問題が出てきます。この機会に膵炎についてよく確認しておきましょう〜!

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