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【リハ】30回鍼灸国試解説【問79】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題79

問題79

脳性麻痺について正しいのはどれか。

解説

この問題の意図

脳性麻痺の症状について理解しているか

用語の解説

脳性麻痺とは:

受胎から新生児(生後4週間以内)までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく永続的な、しかし変化しうる運動および姿勢の異常。症状は、2歳児までに発現する。 ※進行性疾患、一過性の運動障害は除く。

原因として、酸素欠乏や感染によって生じる脳の損傷や、脳の奇形などがある。

病型による分類

・痙直型(50%)

・アテトーゼ型(20%)

・その他[失調型、混合型など]

選択肢の解説

脳の病変は進行性である。

脳性麻痺は、脳の非進行性病変に基づくものであるので間違い。

病型ではアテトーゼ型が最も多い。

病型では、痙直型が最も多い(50%)ので間違い。

出生時の一過性の運動障害も含まれる。

脳性麻痺では一過性の運動障害ではなく、永続的な運動障害を含む。よって間違い。

成長に応じた療育が重要である。

脳性麻痺の治療では、月年齢に応じた栄養管理、呼吸管理と訓練、痙縮のコントロール、筋緊張のコントロール、関節拘縮や変形の予防と治療などの基本的な医学管理が重要となる。よって、これが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「成長に応じた療育が重要である。

まとめ

いかがでしたか?今回は脳性麻痺の定義や病型についての問題でしたが、脳性麻痺児の評価法で姿勢反射の消長の時期について問われる問題も出てきますので、確認しておきましょう!

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