目次
まずは問題を解いてみよう
解説
この問題の意図
スポーツ外傷とその理学検査を理解しているか
用語の解説
腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは
膝の屈伸運動を繰り返すことで、腸脛靭帯が大腿骨外顆でこすれて炎症を起こし、痛みを引き起こす。過剰なランニングなどによる使い過ぎ症候群で、マラソンなどの長距離ランナーに起こりやすい。
選択肢の解説
エリーテスト
大腿直筋の短縮をみるテスト。伏臥位で膝を屈曲し、骨盤が持ち上がる(尻上がり現象)が出れば陽性。
膝の屈曲時をみるが、大腿骨外側上顆とは関係ないので間違い。
マクマレーテスト
半月板損傷をみるテスト。膝を屈曲させて関節裂隙にふれて、
○膝を内反・外旋でクリックや疼痛→内側半月板損傷 (陽性)
○膝を外反・内旋でクリックや疼痛→外側半月板損傷 (陽性)
膝関節の屈伸動作とは関係ないので間違い。
膝内反ストレステスト
外側側副靭帯の損傷をみるテスト。膝を内反させ、痛みや動揺性がみられたら陽性。
これも膝関節の屈伸動作とは関係ないので間違い。
グラスピングテスト
腸脛靭帯炎をみるテスト。膝を屈曲させ、大腿骨外顆の上を母指で圧迫し、膝を伸ばした時に痛みが出たら陽性。
今回の問題文の理学検査と一致するので、これが正解。
これらより導き出される解答
上記より答えは「グラスピングテスト」
まとめ
いかがでしたか?今回は膝の動作をみる理学検査でしたが、この他にも沢山あります。それぞれの検査が、半月板や靭帯などどの部位を見る検査なのか、そして陽性所見はどれなのかを確認しておきましょう!
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