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【きゅう理】30回鍼灸国試解説【問177】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題177

問題177

熱刺激の伝導で一次求心性神経線維のシナプスがあるのはどれか。

解説

この問題の意図

熱刺激の伝導路(外側脊髄視床路)を理解しているか

用語の解説

外側脊髄視床路とは

痛覚、温度覚の伝導路。

〜伝導経路〜

一次求心性線維→二次求心性線維にシナプス(脊髄後角)→脊髄内で交差し、反対側の前側索を通る→三次求心性線維にシナプス(視床)→大脳皮質に投射(中心後回)

選択肢の解説

胸髄核

意識されない深部感覚の伝導(後脊髄小脳路など)に関与する。

薄束核

延髄の後索核に含まれ、精細な触圧覚の伝導に関与する。

楔状束核

延髄の後索核に含まれ、精細な触圧覚の伝導に関与する。

脊髄後角

温度覚(熱・冷刺激)に関与する脊髄視床路で、二次求心性線維へのシナプスがあるので正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「脊髄後角

まとめ

今回は、シナプスの部位を覚えていなくても熱刺激の伝導路を理解していれば解ける問題でしたね。ちなみに選択肢に出てきた触圧覚も脊髄後角を通りますが、ここにはシナプスはありませんので注意しましょう!

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