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【はり理】30回鍼灸国試解説【問161】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題161

問題161

打鍼法で用いる鍼の鍼尖形状はどれか。

解説

この問題の意図

鍼尖の形状と刺鍼の方式を理解しているか

用語の解説

打鍼法とは

安土桃山時代に、御薗意斎(みそのいさい)が大成したといわれる鍼法。

鍼の柄の先端を特殊な小槌で数回叩打して刺入する。鍼は、長さ2寸の全体がスリオロシ形になっている。

選択肢の解説

卵 形

鍼尖が卵のように丸みをおびており、曲がりにくいが刺入しにくい。打鍼法では用いないので誤り。

松葉形

鍼尖の上部9mmぐらいから細くしており、弾入用として刺入しやすく疼痛が少ない。管鍼法で用いるので誤り。

ノゲ形

鍼尖の上部1.5cmぐらいのところから細くしている。撚鍼法で用いるので誤り。

スリオロシ形

鍼体の途中より順次細くしたもので、鉄鍼が用いられていた。打鍼法で用いるのでこれが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「スリオロシ形

まとめ

いかがでしたか?もう一度、下の表で鍼尖の特徴を確認しておきましょう!

鍼尖の形状特徴
スリオロシ形鍼体の途中から細くしたもの。打鍼法で用いる。
ノゲ形鍼尖の上部1.5cmぐらいから細くしたもの。撚鍼法で用いる。
卵形卵のように丸みをおびている。刺入時の抵抗感が強い。
松葉形鍼尖の上部9mmぐらいから細くしたもの。管鍼法で用いる。
柳葉形ノゲ形と松葉形の中間の形にしたもの。撚鍼法で用いる。

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