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【東臨】30回鍼灸国試解説【問135】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題135

問題135

サルコペニアの症状はどれか。

解説

この問題の意図

サルコペニアについて理解しているか

サルコペニアとは

高齢になるにつれて筋肉の量が減少していく現象。20〜30歳頃から進行が始まり、障害を通して筋線維数と筋横断面積の減少が同時に進んでいく。立ち上がりや歩行が段々と億劫になり、つまづいたり、放置することで歩行困難になってしまうことからトレーニングによって進行を遅らせることが重要となる。

ちなみにフレイルとは…?

フレイルとは、加齢に伴う予備能力低下のためストレスに対する回復力が低下した、いわゆる「虚弱」状態。

加齢による身体的社会的精神的問題などの多面的な問題をかかえやすい状態である。

→つまり、サルコペニアは身体的問題の1つに当てはまり、今後、フレイルとなるリスクが高い状態である。

選択肢の解説

知人の名前が思い出せなくなってきた。

認知機能の低下による症状であり、筋肉量の低下による症状ではないので誤り。

油っこいものを食べることが減ってきた。

消化機能の低下による症状であり、筋肉量の低下による症状ではないので誤り。

夜間のトイレの回数が多くなってきた。

排尿機能の低下による症状であり、筋肉量の低下による症状ではないので誤り。

歩くスピードが遅くなってきた。

四肢の筋肉量の低下によって起こる症状であり、サルコペニアの症状に当てはまる。よってこれが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「歩くスピードが遅くなってきた。

まとめ

サルコペニアは、筋肉量が減少することで筋力が低下し、症状として握力の低下や歩行速度の低下などが現れます。サルコペニアだけでなく、フレイルについても確認しておきましょう!

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