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【東概】30回鍼灸国試解説【問106】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題106

問題106

十二刺の偶刺に基づいた治療穴の組合せで正しいのはどれか。

解説

この問題の意図

選択肢に出ている経穴がなんの要穴であったか覚えているか。さらに、偶刺がなんなのかを理解していれば解ける問題

用語の解説

偶刺とは

十二刺に分類されており、”前後から1鍼ずつ2本刺す”方法とされています。これがのちに兪募配穴へ発展しました。

これは、背部兪穴が背中(後ろ)、募穴がお腹(前)にあったからではないでしょうか。

※注意:ここでの兪穴は五行穴(兪土穴・兪木穴)ではなく、五要穴の兪穴(背部兪穴)です。

選択肢の解説

兪穴と募穴の組み合わせを選びましょう。

太 淵  ー  列 欠

原穴 ー 絡穴 ですね。

太 淵  ー  肺 兪

原穴 ー 兪穴ですね。

中 府  ー  列 欠

募穴 ー 絡穴ですね。

中 府  ー  肺 兪

募穴 ー 兪穴ですね。

これらより導き出される解答

上記より答えは「中 府  ー  肺 兪

まとめ

今回は十二刺そのものを聞いた問題ではなく、それについて一歩踏み込んで理解しているか問われたような問題でしたね。しっかりと把握して点数を取れるようにしておきましょう。

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