目次
まずは問題を解いてみよう
解説
この問題の意図
脳卒中の評価について理解しているか問われた問題
用語の解説
ブルンストロームステージとは
脳卒中による運動麻痺の程度をステージⅠからステージⅥの6段階で評価したものであり、ステージⅠが最も悪く、ステージⅥが最も良い
選択肢の解説
ステージⅠ
ブルンストロームステージでは、弛緩性麻痺(完全麻痺)であるとされ、筋肉が緩んでいて自動運動が不可能な状態をステージⅠと評価する。
ステージⅣ
ブルンストロームステージでは、分離運動が出現し始めるとされ、共同運動パターンの中に、個々の筋肉を動かす動きができるようになっている状態をステージⅣと評価する。
ステージⅥ
ブルンストロームステージでは、分離が進み正常に近い運動が行えているとされ、痙性の影響がほとんどなくなり、共同運動パターンは見られず、個々の関節を自由に動かせる状態をステージⅥと評価する。
ステージⅡ
ブルンストロームステージでは、連合反応が出現し始めるとされ、体の一部を動かすと意図せず他の部位まで動く状態をステージⅡと評価する。
選択肢以外のブルンストロームステージ
ステージⅢ
ブルンストロームステージでは、共同運動パターンの出現し始めるとされ、手や足の筋肉に痙性が生じ、共同運動パターン(一部の筋を屈曲させようとするとその肢全体の筋が屈曲するなど)がみられる状態をステージⅢと評価する。
ステージⅤ
ブルンストロームステージでは、分離運動が進行しており、痙性が弱く、分離運動ができる状態をステージⅤと評価する。
これらより導き出される解答
上記より答えは「ステージⅡ」
まとめ
今回は、ブルンストロームステージについて問われた問題でした。その評価方法を知っていれば解けるという問題でしたので、今回に限らずメジャーな疾患の評価方法についてはしっかりと把握しておきましょう。
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