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【臨総】30回鍼灸国試解説【問40】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題40

問題40

対光反射の遠心路はどれか。

解説

この問題の意図

対光反射の反射弓を理解しているか問われた問題

反射関連の問題を解くポイント

今回は単純に対光反射の遠心性神経が問われただけであったので問題ないかと思いますが、他にも化学受容器反射であったり、圧受容器反射など多くの反射に関わる問題が出題される可能性があります。その際に、ただ反射をそのまま覚えておくよりも後述する「反射弓」に合わせてその反射が起きた「きっかけ」とその反射によって起きた「結果」の7つの要素に当てはめると覚えやすいかと思います。

用語の解説

反射とは

そもそも反射とは、刺激を受けた際に無意識的に起こる比較的局所的な身体反応のことです。

この反射は受容体 求心性神経 中枢 遠心性神経 効果器の5要素に分けることができます。これを反射弓といいます。

対光反射とは

対光反射とは、まぶしい光が眼に入ると、光量を少なくするために瞳孔が収縮する反射です。

以下の表に反射弓を記載します。

反射弓説明
①きっかけまぶしい光が眼に入る
②受容器網膜
③求心性神経視神経
④中枢中脳(Edinger-Westphal核・EW核)
⑤遠心性神経動眼神経
⑥効果器瞳孔括約筋
⑦結果瞳孔が収縮して眼に入る光の量が調節される

選択肢の解説

三叉神経

三叉神経が関与する反射は角膜反射

外転神経

外転神経は外直筋を支配している神経

顔面神経

顔面神経が関与する反射は角膜反射

動眼神経

動眼神経は瞳孔括約筋を支配している

動眼神経は他にも、上眼瞼挙筋や眼球を動かす筋(上直筋、下直筋、内直筋、下斜筋)を支配している

これらより導き出される解答

上記より答えは「動眼神経

まとめ

今回の問題は対光反射について理解していれば解ける問題でした。しっかりと把握しておきましょう。

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