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【経穴】30回鍼灸国試解説【問115】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題115

問題115

長母指外転筋と短母指伸筋の間にある経穴について正しいのはどれか。

解説

この問題の意図

経穴の位置とその作用について理解しているか

問題文の経穴について確認する

まず、長母指外転筋と短母指伸筋の間にある経穴は、「列欠」です。解剖学的な位置についてを確認し、今度は頭を少し切り替えて経穴の作用についてを考えながら選択肢を見ていきましょう!

選択肢の解説

主に急性症状の治療で用いる。

急性症状の治療で使用されるのは郄穴であるとされている。

列欠は要穴の中で絡穴に該当し、慢性症状に対して使用される経穴なので誤り。

督脈との交会穴である。

督脈との交会穴は百会や大椎であり、列欠ではないため、誤り。

脈気が溜るところにあたる。

五兪穴の中で、脈気が溜るところにあたるのは榮穴である。

列欠は榮穴に該当しないため、誤り。

頭項の病に用いる。

列欠は四総穴の一つで「頭項は列欠に尋ね」とされており、頭項の病に用いるので、これが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「頭項の病に用いる。

まとめ

列欠の作用をまとめると以下のようになります。取り方についても確認しておきましょう〜!

列欠

・肺経の絡穴で慢性症状に使用する

四総穴の一つで頭項の病に用いる

八脈交会穴で「照海」と組み合わせて使用される 

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