目次
まずは問題を解いてみよう
解説
この問題の意図
心周期と動脈圧の関係性について理解しているかを問うている。
4つ心周期
心臓は皆さんもご存じの通り、血液を出したり入れたりしたりして、ポンプの働きをしています。
その心臓が収縮したり弛緩したりする時期を、血液を心臓の外へ送り出す①収縮期と血液を心臓へ流入させる②弛緩期に分けることができます。
また、①収縮期はさらに1.等容性収縮期2.駆出期、②弛緩期は1.等容性弛緩期と4.充満期に分けられます。
また物理の法則として、物質は圧の高いところから低いところへ移動しますので、本問題の心室内圧が動脈圧より高い状況下では、心室内から動脈へと血液が流れ出ています。
血液が流れ出ている状態は、心周期でいうと①収縮期となります。
①収縮期は上述したように1.等容性収縮期と2.駆出期に分けることができますが、1.等容性収縮期は心室内圧と動脈圧が均一の時ですので、2.駆出期が血液が流れ出ている時期となります。
これらを踏まえますと、心周期で心室内圧が動脈圧より高い時期は、心室から動脈へと血液が流れ出ている駆出期となります。
これらより導き出される解答
上記より答えは「駆出期」
まとめ
心周期は、
①収縮期と②拡張期に分けられる
①収縮期はさらに1.等容性収縮期2.駆出期、②弛緩期は1.等容性弛緩期と4.充満期に分けられる。
心周期で心室内圧が動脈圧より高い時期は、心室から動脈へと血液が流れ出ている駆出期である。
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