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【生理】30回鍼灸国試解説【問28】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題28

問題28

糖質コルチコイドの作用で正しいのはどれか。

解説

この問題の意図

糖質コルチコイドの働きを理解しているか。

副腎皮質ホルモンの作用

糖質コルチコイドといえば、副腎皮質から分泌される代表的な3つのホルモンのうちの1つです。ついでに、その他2つのホルモンの働きについても確認しましょう。

糖質コルチコイド(主にコルチゾール)

副腎皮質の束状帯から分泌される。作用としては、

・血圧の上昇

・血糖値の上昇

・抗炎症作用

・胃酸やペプシンの分泌促進と粘液分泌抑制 などがある。

電解質コルチコイド(主にアルドステロン)

副腎皮質の球状帯から分泌される。腎臓の集合管に作用し、ナトリウムイオンの再吸収とカリウムイオンの分泌を促す。

副腎アンドロジェン(デヒドロエピアンドロステロン)

副腎皮質の網状帯から分泌される。男性ホルモンである。

選択肢の解説

血糖値を低下させる。

糖質コルチコイドは、血糖値を上昇させるので誤り。

血圧を低下させる。

糖質コルチコイドは、血圧を上昇させるので誤り。

胃酸分泌を抑制する。

糖質コルチコイドは、胃酸分泌を促進するので誤り。

炎症反応を抑制する。

糖質コルチコイドは、サイトカインなどの炎症・免疫の際に働くタンパク質の働きを阻害するなどで抗炎症作用を及ぼす。よってこれが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「炎症反応を抑制する。

まとめ

今回は、単純にホルモンの作用を覚えていれば解ける問題でした。ホルモンの作用を覚えていない人は、しっかり確認しておきましょう!また、もう覚えたよ!という人は、「糖質コルチコイド→血糖を上げるホルモン」ではなく、「血糖を上げるホルモン→糖質コルチコイド、成長ホルモン、〇〇ホルモン…」というようにアウトプットしてみるのをオススメします。

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