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【東臨】30 回鍼灸国試解説【問144】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題144

問題144

次の文で示す病証で随伴症状として最もみられるのはどれか。「27 歳の男性。主訴は便秘。暑がりでよく汗をかき、便は硬く乾燥している。腹部膨満、口臭、顔面紅潮を伴う。舌は紅、黄燥苔、脈は実を認める。」

解説

この問題の意図

文章題にして誤魔化しているが、東洋医学概論のような単純な問題

用語の解説

脱 肛

直腸が肛門の外へ脱出した状態のこと。

脾の昇精作用が機能低下すると内臓を上にあげる機能が下がるので内臓下垂が起きます。

口 淡

食べても味がないこと。脾胃の虚症で起きます。

小便清長

色が薄い尿のこと。寒かったりすると起きます。

煩 躁

熱によってじっとしていられずにばたばたと悶える様のこと。

問題文の解説

「27 歳の男性。主訴は便秘。暑がりでよく汗をかき、便は硬く乾燥している。腹部膨満、口臭、顔面紅潮を伴う。舌は紅、黄燥苔、脈は実を認める。」

まずは虚実と寒熱

問題文から”虚 or 実”、”寒 or 熱”を考えましょう。

脈は実と言っていますし「」でしょう。”便秘” ”暑がり” ”顔面紅潮” などから「」でしょう。

主訴は便秘。暑がりでよく汗をかき、便は硬く乾燥している。

便秘は「熱」の症状ですね。熱証のせいで汗をかき、体内の水分が減少することで乾燥を起こします。

口臭、顔面紅潮を伴う。

熱証ではにおいがきつくなります。

また、熱は上にあがる性質があるので顔面紅潮や目の充血なども起きます。

舌は紅、黄燥苔、脈は実を認める。

The 熱証の舌と脈ですね。

選択肢の解説

脱肛

今回は「実」なので適切ではないでしょう。

口淡

今回は「実」なので適切ではないでしょう。

小便清長

今回は「熱」なので適切ではないでしょう。

煩躁

今回は「熱」なので適切でしょう。

これらより導き出される解答

上記より答えは「煩躁

まとめ

今回はわかりやすい文章かつ選択肢だったのかなと思います。このような問題は確実に点を取っていきましょう。

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