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【東臨】30回鍼灸国試解説【問149】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題149

問題149

次の文で示す病証に対する治療穴で最も適切なのはどれか。
「46 歳の女性。昨晩急なめまい発作があった。最近怒りっぽくなり、胸脇部の張り感がある。脈は弦を認める。」

解説

この問題の意図

臓腑の特徴的な病証と経絡経穴を理解しているか

選択肢の解説

地 機

足の太陰脾経の郄穴。脾の病証を表す記載はないので誤り。

水 泉

足の少陰腎経の郄穴。腎の病証を表す記載はないので誤り。

金 門

足の太陽膀胱経の郄穴。膀胱の病証を表す記載はないので誤り。

中 都

足の厥陰肝経の郄穴。

「怒りっぽくなり」→起こるという情志は気機を上昇させ、肝の特性(昇発)と一致する。

「胸肋部の張り感」→肝の疏泄作用が失調することで肝・胆の領域である胸肋部に張りがでる。

「脈は弦」→肝の疏泄作用が失調し、気が滞ることで脈は弦を弾くような脈となる。

よって、肝の病証だと考えられるのでこれが正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「中 都

まとめ

いかがでしたか?東洋臨床ではこのような問題が多く出題されます。今回は肝でしたが、その他の臓腑ではどんな症状がでるのかなども確認しておきましょう〜!

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