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【解剖】30回鍼灸国試解説【問22】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題22

問題22

痛覚の伝導路に含まれるのはどれか。

解説

この問題の意図

感覚の伝導路を理解しているか

選択肢の解説

下 丘

中脳に存在し、聴覚の伝導路に含まれるので誤り。

胸髄核

胸髄に存在し、ここから上行して小脳へ行く後脊髄小脳路の伝導路に含まれる。よって誤り。

後索核

脊髄に存在し、薄束・楔状束で構成される。精細な触圧覚を伝える後索路の伝導路に含まれるので誤り。

脊髄後角

痛覚・温度覚の伝導路(外側脊髄視床路)は脊髄後角から前外側索を通り、視床を介して大脳皮質に投射される。よって、後角は経路に含まれるので正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「脊髄後角

まとめ

今回は、選択肢がどの伝導路に含まれるかを全て理解していなくても痛覚の伝導路を覚えていれば簡単に解ける問題でしたね。ちなみに脊髄後角は痛覚だけでなく、触圧覚などの様々な感覚の伝導路にも含まれますのでご注意を!

また、私はよくやってしまうのですが、「後」「後」などの見間違いにも気をつけましょう〜

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