はりらぼ新規リニューアル公開!より見やすくなりました!(過去記事や過去問演習は徐々に移行中)

【経絡】30回鍼灸国試解説【問109】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題109

問題109

骨度で胸骨体下端から臍中央と同じ寸法はどれか。

解説

この問題の意図

骨度法と経穴の位置について理解しているか

骨度法の復習

もう、覚えているよという人は解答まで飛ばしてください。ここでは、再度、骨度法で重要となる箇所を一部まとめていますので、復習に使ってください。今回の問題にある「胸骨体下端から臍中央」までの長さも、ここで確認しましょう!

部位長さ
前髪際中点〜後髪際中点1尺2寸
眉間〜前髪際中点3寸
両額角髪際間9寸
両乳様突起間9寸
頸切痕〜胸骨体下端9寸
胸骨体下端〜臍中央8寸
臍中央〜恥骨結合上縁5寸
両乳頭間8寸
左右の肩甲棘内端縁間6寸
中指尖〜手関節横紋8寸5分
腋窩横紋前端・後端〜肘窩9寸
肘窩〜手関節横紋1尺2寸
恥骨結合上縁〜膝蓋骨底1尺8寸
膝蓋骨尖〜内果尖1尺5寸
大転子頂点〜膝窩1尺9寸
殿溝〜膝窩1尺4寸
膝窩〜外果1尺6寸
内果〜足底3寸
足指尖〜踵1尺2寸

選択肢の解説

内果尖から肝経の絡穴

肝経の絡穴は「蠡溝」であり、内果尖から5寸上にある。胸骨体下端から臍中央までの長さ(8寸)と異なるので、間違い。

手関節掌側横紋から肺経の郄穴

肺経の郄穴は「孔最」であり、手関節掌側横紋から7寸上にある。胸骨体下端から臍中央までの長さ(8寸)と異なるので、間違い。

手関節背側横紋から大腸経の郄穴

大腸経の郄穴は「温溜」であり、手関節背側横紋から5寸上にある。胸骨体下端から臍中央までの長さ(8寸)と異なるので、間違い。

外果尖から胃経の絡穴

胃経の絡穴は「豊隆」であり、外果尖から8寸上にある。胸骨体下端から臍中央までの長さ(8寸)と等しいので、正解。

これらより導き出される解答

上記より答えは「外果尖から胃経の絡穴

まとめ

今回は要穴とその位置、そして骨度法を覚えているかという単純な暗記問題でした。経穴名が記載されていないので、まず要穴がすぐに出てこないと焦って解けなくなってしまう人もいたのではないでしょうか?

このような暗記問題をなるべく時間をかけずに解いていくことで、他の問題に費やす時間を増やすことができます。焦らずに淡々と解いていけるようにしていきましょう〜!

その他

試験演習

Adsense

おすすめ記事

SNS

公式LINE

友だち追加
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次