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【リハ】30 回鍼灸国試解説【問74】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題74

問題74

手関節背屈装具の適応となるのはどれか。

解説

この問題の意図

装具がどのような症状の際に用いられるものかを理解し、その症状がどのような際に起こるかを理解していれば解ける問題

用語の解説

手関節背屈装具とは

手関節を軽度背屈位で安定保持する装具で下垂手に用いられます。

下垂手とは手関節や指関節を伸展させる筋に力を入れることができなくなったために、手首と指がだらんと垂れ下がったような状態のことです。

選択肢の解説

筋皮神経麻痺

筋皮神経は上腕二頭筋を支配しています。このことから、筋皮神経麻痺になっても下垂手にはなりませんね。

正中神経麻痺

正中神経は長掌筋や浅指屈筋など手関節や指関節を屈曲させる筋を支配しています。このことから、正中神経麻痺になっても下垂手になりませんね。

尺骨神経麻痺

尺骨神経は深指屈筋や尺側手根屈筋など手関節や指関節を屈曲もしくは尺屈させる筋を支配しています。このことから、尺骨神経麻痺になっても下垂手にはなりませんね。

橈骨神経麻痺

橈骨神経は総指伸筋や長母指伸筋など手関節や指関節を伸展させる筋を支配しています。このことから、橈骨神経麻痺になると下垂手が起こりますね。これが回答となるでしょう。

これらより導き出される解答

上記より答えは「橈骨神経麻痺

まとめ

今回は、装具がどのような症状の際に用いられるものか理解しているかという点だけリハビリテーションの問題という印象でしたね。それさえわかれば後は、神経と支配筋、その動作を理解していれば解けるという科目的には解剖学や生理学に近い問題でしたね。

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