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【各論】はりらぼ!オリジナル問題2019解説【問76】

まずは問題を解いてみよう。

次の文で示す症例について問に答えよ。 「朝起きると顔が動かしづらく、鏡を見ると左の口角が下垂していた。また、食事をしていても飲食物が口からこぼれてしまう。」 本症例でみられない症状はどれか。
オリジナル2019問76
以下、問題の解説です。
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解説

この問題の意図

・この問題の症例が病名が判断できるか
・この症例の代表的な症状を理解できているか

選択肢の解説

連問の症例問題です。
まずは、症例からキーワードを抽出して、この患者の病名について考えていきましょう。

「朝起きると顔が動かしづらく、鏡を見ると左の口角が下垂していた。また、食事をしていても飲食物が口からこぼれてしまう。」

3つのキーワードが抽出できました。
どれもある病名を導き出すために重要なキーワードです。
それでは一つずつキーワードを見ていきましょう!

キーワード1:顔が動かしづらい
動かしづらい→運動麻痺
このキーワードから顔に運動麻痺が生じていることがわかりますね。

キーワード2:左の口角が下垂
口角を上げるための筋に麻痺が生じているため、口角が下垂してしまっています。

キーワード3:飲食物が口からこぼれてしまう
このキーワードからは口を閉じるための筋が麻痺していることがわかります。

これらのキーワードから顔の筋肉に麻痺がおこっていることがわかります。
顔の筋肉の麻痺を起こす疾患で一番最初に思い浮かべるのは’顔面神経麻痺’ですね。
顔面神経麻痺の中にもいろいろな種類がありますが、今回の症例では、

①朝起きたら急に発症していた
②帯状疱疹などの既往がない
③左側のみに症状がある

ことなどから一側性のベル麻痺だと考えられます。

これで、この患者の病名を導き出すことができました。

次は選択肢を解くためにベル麻痺の症状を見ていきましょう。
ベル麻痺の症状には

①閉眼困難、頬を膨らませることができない、口角が下垂、口笛が吹けないなどの顔の表情筋麻痺に伴う症状
②味覚障害、涙分泌障害、唾液分泌障害
③聴覚過敏

などがあります。

この中でも①の表情筋の麻痺が起こることを覚えている人は多いかと思いますが、それ以外にも顔面神経が分布して、機能している味覚や涙腺、唾液腺などにも症状が起こります。

症状を丸暗記するのではなく、顔面神経が分布している部位やその働きを理解していれば、症状を効率よく覚えられますので、顔面神経についての知識が抜けている人はしっかり勉強しておいてください。

これらを踏まえて選択肢を見てみると、
選択肢1~3は今までに説明してきて出てきた症状ですね。
ですので、選択肢4の構音障害が顔面神経麻痺では生じないので、正解になります。

これらより導き出される解答

解答:構音障害

まとめ

・症例から顔面神経麻痺のうちベル麻痺であることを導き出す。
・ベル麻痺で起こる症状を顔面神経の作用と一緒に覚える。

この二点ができれば完璧です。

その他

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