
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の意図
各経脈の要穴を覚えているか。
要穴の位置を覚えているか。
選択肢の解説
今回の問題のように、選択肢に経穴名が書かれておらず、要穴名で書かれている場合には、経穴名に変換する作業から始めましょう。
手の陽明経-絡穴-郄穴→偏歴と温溜
手の少陰経-絡穴-原穴→通里と神門
手の少陽経-原穴-絡穴→陽池と外関
手の厥陰経-郄穴-絡穴→郄門と内関
すらすらと変換できましたか?この作業が終わったら、次にそれぞれの経穴の位置と経穴間の距離を考えていきましょう。
・偏歴:陽谿と曲池を結ぶ線上、手関節背側横紋から上方3寸
・温溜:陽谿と曲池を結ぶ線上、手関節背側横紋から上方5寸
この二つの経穴の距離は5寸ー3寸で2寸です。
・通里:少海と神門を結ぶ線上、手関節掌側横紋から上方1寸
・神門:手関節掌側横紋上、尺側手根屈筋腱の橈側
この二つの経穴の距離は1寸ー0寸で1寸です。
・陽池:手関節背側横紋上、総指伸筋腱と橈側手根伸筋腱の間
・外関:陽池と天井を結ぶ線上、手関節背側横紋から上方2寸
この二つの経穴の距離は2寸ー0寸で2寸です。
・郄門:曲沢と大陵を結ぶ線上、手関節掌側横紋から上方5寸
・内関:曲沢と大陵を結ぶ線上、手関節掌側横紋から上方2寸
この二つの経穴の距離は5寸ー2寸で3寸です。
一個一個丁寧に位置を確認していけば解けますね。
選択肢2の通里と神門の距離は1寸で一番短くなります。
一見難しそうに見える今回の問題でしたが、要穴の位置を正確に理解できていれば解ける問題です。
ツボの位置があいまいな人は、まず要穴の位置から覚えましょう!
これらより導き出される解答
解答:手の少陰経-絡穴-原穴
まとめ
要穴の位置を覚えよう!
その他
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