まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の意図
外因の特徴と症状を覚えているかです。
病因の三つの要因
病因は外因、内因、不内外因の3つに分類することができます。
このうち外因は六淫と疫厲に分けることができ、今回の問題では六淫に関して問われています。
六淫は、風邪、暑邪、湿邪、燥邪、寒邪、火邪の外邪のことです。
それぞれには特徴があります。
①軽揚性
②開泄性
③遊走性
①寒冷性
②収引性
③擬滞性
①重濁性
②粘滞性
③下注性
①乾燥性
②肺損傷
①炎熱性
②昇散性
①炎上性
このようにたくさんあり覚えるのが大変ですが、ひとつひとつ邪気のイメージを膨らませながら覚えましょう。
これらを一通り覚えて選択肢を見ていきますと、
寒邪の収引性は収縮する、ひきつれるなどの意味があり、痛みと関連し頭痛などを引き起こします。
燥邪の乾燥性は、文字の意味の通り、身体の津液を乾燥させて、口や鼻及び皮膚などの乾燥が生じます。
風邪の軽揚性は、軽く浮揚しやすく、上昇しやすい性質ということで、症状が体の上の方に生じます。
ですので、顔面部に症状が生じやすく、眼瞼や顔面の浮腫などを生じます。
湿邪の粘滞性とは、排泄物や分泌物の粘土を増加させて、排せつや分泌がスムーズに行われなくなります。
ですので、下痢を生じるというのは不正解になります。
選択肢にある下痢は、湿邪の下注性という特徴により生じます。
まとめ
外因の一つである六淫である外邪の各特長を覚えておきましょう。
これらより導き出される解答
上記より答えは「湿邪の粘滞性-下痢」
その他
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