
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の意図
腎盂腎炎で生じる症状を理解しているかです。
腎盂腎炎で起こる特徴的な症状を覚えよう!
腎盂腎炎は膀胱からの逆行性感染により大腸菌などの細菌が感染することにより発症します。
細菌が感染して発症するため、38度以上の発熱が認められます。
また、腎臓の位置している部位がちょうど腰の高さにあるため、腰痛を伴います。
さらに、この腰痛のある部位、具体的には肋骨脊柱角と呼ばれる部位を叩くと痛みが起こる、叩打痛が認められます。
この3つの症状が腎盂腎炎では典型的でありますので、3つを覚えましょう。
臨床現場では、腰痛を主訴に来た患者に、発熱や腰部の叩打痛が認められる場合、この腎盂腎炎が疑われます。腎盂腎炎は腰痛のレッドフラッグの一つですので、鑑別する際には頭の片隅に覚えておきましょう。
これを踏まえまして選択肢を見てみると、腎盂腎炎の特徴的な症状である腰痛が正解となります。
その他の選択肢である微熱は、腎盂腎炎では高熱をきたすため不正解であり、
排尿痛は基本的に生じないため不正解となります。
また、腎盂腎炎が原因として頭痛が生じることは基本的にありませんので、この選択肢も不正解となります。
これらより導き出される解答
上記より答えは「腰痛」
まとめ
腎盂腎炎の病態を理解しましょう。
その他
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