
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の意図
褐色細胞腫の病態と、それに伴い生じる症状を理解しているかです。
褐色細胞腫とは?
褐色細胞腫とは主に、副腎に生じるクロム親和性細胞からなるカテコールアミン産生腫瘍のことです。この腫瘍からカテコールアミンである、アドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどが産生されることで様々な症状を呈します。
これらの症状には高血圧に始まり、頭痛や動悸、頻脈、発汗過多、体重減少、高血糖などの多彩な症状を呈します。
この症状を覚える際には、カテコールアミンが産生されてる=交感神経の活動が高まっている時、という風に解釈して覚えていくと比較的スムーズに覚えることができます。
これを頭に入れて選択肢を見ると、頭痛、代謝亢進、頻脈は交感神経の活動が高まっている時に生じる症状ですので、これらは合っています。
残りの低血糖という選択肢は、交感神経の活動が高まっている時には高血糖となりますので、この選択肢が正解となります。
これらより導き出される解答
上記より答えは「低血糖」
まとめ
褐色細胞腫の症状は丸暗記するのではなく、交感神経の活動が高まっている時に生じるものという解釈で覚えておきましょう。
その他
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