
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の意図
目の構造について理解しているかです。
目の構造を覚えよう
視覚を受容する感覚器である目の構造に関する問題です。
選択肢の文章をひとつずつ正しくしていきましょう。
まず、眼球は眼窩に収まっており、前面は眼瞼によって保護されています。
眼球の周りには強膜が後ろ5/6を包み、角膜が前1/6を包んで保護しています。
ですので、「角膜は眼球の後ろ1/6を包む」という選択肢は誤りとなります。
カメラのレンズのような役割のある水晶体の前面には眼房水という液体があり、後方には硝子体というゼリー状で満たされています。
「水晶体の後方は眼房水で満たされている」という選択肢は水晶体の前面が眼房水に満たされているので、この選択肢も誤っています。
この水晶体は、毛様体の中にある平滑筋性の毛様体筋があり、ふくらみを変えることで焦点の位置を変えています。
「横紋筋性の毛様体筋は水晶体のふくらみを調節し、焦点の位置を変えている」という選択肢は毛様体筋は平滑筋性の線維ですので、誤りとなります。
眼球壁の内層の網膜の後方部の内面を眼底といい、網膜中心動静脈が分布しています。この網膜中心動静脈は体の中で唯一直接観察できる場所です。
「眼底では直接動脈と静脈の形態を観察できる」という選択肢は、眼底は身体で動静脈が観察できる唯一の場所ですのでこの選択肢が正解となります。
このように前方と後方をひっくり返して選択肢を作って出題される可能性がありますので、前と後ろがごっちゃにならないように気を付けて覚えましょう。
これらより導き出される解答
上記より答えは「眼底では直接動脈と静脈の形態を観察できる」
まとめ
目の構造に関して、眼球の前方と後方のどちらにあるのかを意識しながら覚えましょう。
その他
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