
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の意図
鍼施術の際の様々なリスクに関しての知識があるかどうか。
鍼施術の際のリスク管理
体内へ鍼を刺すことにより治療を行う鍼施術には、様々なリスクを伴います。
しかし、リスクが発生することを理解し、発生した際の対象方法の知識を有していれば安心して施術を行うことができます。
ではひとつずつ選択肢を見ながらリスク管理に関して覚えていきましょう。
まず鍼治療を行う際に一番気をつけなければならないのが、気胸です。
この気胸にはやせ型の長身で、若者に多く発生する自然気胸、交通外傷などによる外傷性気胸、針穿刺や鍼治療で発生する医原性気胸があります。ですので、鍼治療で発生するのは医原性気胸ですのでこの選択肢は誤りとなります。
次に銀鍼に関してですが、ステンレス鍼と比べると価格は高価です。高価であるため滅菌を行った後、繰り返し使用されることが多いことから折鍼のリスクは高くなります。ですので、この選択肢も誤りとなります。
続いて、鍼を刺した際に内出血が生じて、その箇所に紫斑が生じることがあります。この紫斑は自然に消失しますが、その箇所に温湿布やお灸・散鍼を行うことにより消失が促進されることがあります。ですので、この選択肢が正解となります。
また、脳貧血に対しては四肢末端の近い場所にある経穴に刺鍼を行い貧血から回復させる返し鍼という方法があります。この方法も併せて覚えておきましょう。
これらより導き出される解答
上記より答えは「内出血による紫斑は温湿布によって消失が促進される」
まとめ
鍼灸師になり、臨床に出たときにもリスク管理の知識は必要になります。
正しい対処法もしっかりと覚えておきましょう。
その他
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