
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の意図
足の少陽経の取穴部位を覚えているか。
選択肢の解説
経穴の部位に関する問題です。
今回問題になっている経脈は足の少陽経です。
足の少陽経は’’足の少陽胆経’’です。
この胆経は頭部から体幹部を経て、大腿および下腿外側を流注しています。
特に下腿部では腓骨の前と後ろを流注しています。
胆経の経穴は膝窩の近くに陽陵泉があり、その下に陽交から懸鐘の5つの経穴が腓骨の前後にあります。
この中で、一番上にある陽交だけが腓骨の後ろに位置しています。
つまり、ほかの4つは腓骨の前方に位置しています。
ですので、陽交がこの問題の正解になります。
胆経の下腿部にある経穴6つはすべて要穴ですので、それぞれの部位までしっかりと覚えましょう。
- 陽陵泉:腓骨頭前下方
- 暘交:腓骨の後方、外果尖上方7寸
- 外丘:腓骨の前方、外果尖上方7寸
- 光明:腓骨の前方、外果尖上方5寸
- 陽輔:腓骨前方、外果尖上方4寸
- 懸鐘:腓骨前方、外果尖上方3寸
このように、腓骨の前方なのか後方なのか、外果尖から何寸なのかだけを覚えればよい。
これらより導き出される解答
解答:陽交
まとめ
下腿部にある胆経の経穴の部位と要穴を覚えましょう。
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