受験生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか?国試まであと6ヶ月となりました。
私は去年の8月、急にお菓子作りに目覚めまして作っては食べてを繰り返していました。お菓子ってとてもお砂糖を使うのですね。びっくりしました。
ということで今月のテーマは過去問だけで合格する方法です。
(月1連載)きょうこの国試合格体験記
連載概要
きょうこの国試合格体験記とは、2020年度の国家試験を受験し合格を勝ち取った「きょうこ」が、実際の体験談をもとに1年間を振り返り、なぜ合格できたかを考える企画です。
実際に合格した実績をもとに、各月毎に行った国家試験に合格するためにおこなった行動を語ります!
きょうこ
2021年2月の鍼灸国家試験に合格し、現在は鍼灸接骨院にて勤務している。
受験生となった最終学年では、COVID-19の影響で学校は休校やオンライン講義への移行など、環境の変化を大きく受けるも受験した鍼灸国家試験で無事に合格を勝ち取る。
国家試験の問題数が増えた初年度の受験生でもある。
きょうこは、どうやって国試を乗り切ったのか。月1の振り返りとともに、最後まで国試を走り抜けよう!
前回記事はこちら
過去問を使う理由
もし読者の中に、満点合格を目指している方がいたら申し訳ありません。本記事は参考にならないかと思います。
私の目標は国家試験を7割で合格することでした。理由は精神的に追い込まず、わずかな余裕をもって合格できればいいなと思ったからです。
では私と同じくらいの目標の人はどう勉強すればよいでしょうか?
“過去問”です。
効率的に要領よくこなすのであれば過去問で勉強することをお勧めします。
「まだ早いよー」なんて声も聞こえてきそうですが過去問が重要なのです!
理由は2つあります。
1つは国家試験は選択問題であること。
急に出題傾向を変えたりすることが難しい。となると毎年似たような問題の出し方になるわけです。過去に出た問題を解いていけば自然と似たような問題が出題されるのがわかってくるはずです。
2つ目は狙われやすい重要なポイントがあること。
国家試験も人間が作るもの。出題者達は「これくらいの問題、勉強してるならわかるよね?」と確認をしたいのであって「難しい問題たくさんだして鍼灸師を撲滅させたい。」と問題を作ってるわけではないのです。その「勉強してるならわかる問題はどこにあるのか?」それが過去問に詰められているわけです。
まとめると過去問を使えば問題の傾向と押さえるべき重要なポイントがわかるのです。
ですので私は過去問での勉強法をお勧めします。
過去問の使い方
過去問の使い方で一番ダメなのは国試直前に時間をかけて丁寧に過去問を周回して臨むことです。
過去問演習は慣れてなんぼです。慣れてない過去問を使って勉強するのはかえって難しく感じます。
結果時間がかかってしまいモチベーションが無くなるからです。
とにかく浅く、大量に過去問演習を繰り返えしましょう。
1週目でわからない問題は飛ばして次の問題に行きます。解説も読まなくていいです。
2周目は「こんな感じの問題みたことあるなー」と3、4回と繰り返していくうちに徐々に解き方が定着していきます。
私は実際に、ダラダラやらないよう1問にかける時間を8秒に設定しました。
1周目は問題と選択肢と答えを流し読みを行い、どんな問題があるのかを把握します。その際いきなり解き始めて撃沈しないようにテンポよく進めることを意識しました。
2-3周目は速さ重視しつつ問題を解き、わからない問題はすぐに答えのみを確認し、解説を読まずに次の問題へと進めていきました。
4周目以降はだいぶ慣れたこともあり短い時間でも問題すんなりと頭に入るようになってきました。ここからは速さを意識しつつも、なぜ間違えたのか確認しながら進めていきます。また同時に他の選択肢についても確認をしつつ問題演習を進めていきました。
特に国試を控えた2月は本番同様の時間制限を設けつつ、通しで問題演習を行いました。
とにかく重要なのは速さです。
出題者の意図を考えながら何度も問題を解くことで「ここの内容が国試に出るならこう聞かれるだろうな」と意識できるようになってきます。
終わった時の達成感とモチベーションがグッと上がるのを感じてが2周3周と繰り返してみてください。
過去問を使う事がもたらす影響
過去問を使うことにより国家試験合格以外にも私が感じたメリットは学校の授業をうけるようになったことです。
過去問を使用する前は授業の内容で何が大切なのかわからず、自分で勝手に「この部分は国試で問われないだろうなー」と判断して寝ていました。最悪です。しかし過去問で勉強し始めたあたりから「あ、これ過去問ででてきたところじゃん!ラッキー!」と授業に対する意識にいい変化が出てきました。過去問を3周ほどしたときに気づいたのです。先生は大切なことだけを話していたことに気づくのがだいぶ遅かったのですが、過去問のおかげで授業を聞くようになりました。
意識だけではなく、ノートのとり方も変わりました。以前は黒板の文字を丸写ししていたのですが大切なポイントがわかってきてからは単語だけを書くようになり、その分先生の話を聞けるようになりました。要するに文章を写していただけの時間が重要なポイントを軽くメモして先生の話を聞きとれるようになりました。
過去問を使うときに気を付けるべきこと
過去問だけでは卒業試験など学内模試で高得点を狙うのは難しいです。狙えないことです。
学内模試は難しく設定してあることがほとんどで、実際、過去問だけでは学内模試の大幅な点数アップがみられませんでした。教員からも「過去問8割で学内模試6割」と言われておりまさにその通りなので過去問だけで学内模試がクリアできると思うのはさけたほうがいいです。
しかし全く意味がないわけではありません。
学内模試で出題された問題に対して、過去問同様に自分で調べて解説を作ることで新しい問題集ができます。
また調べる過程で記憶に定着しつつ、既存の過去問にも追加していくことでより詳しい解説が出来上がっていいます。
せっかく同じ時間を使うのであればより濃度の高い勉強を心がけて挑んでみてください。
最後に、私が実際に使用していた過去問題集は「2019第17回~第26回徹底攻略!国家試験過去問題集はり師きゅう師用」「2021第19回~第28回徹底攻略!国家試験過去問題集はり師きゅう師用」です。
この問題集は解説が充実しているので教科書を見返す手間を省略できるのでこの一冊があればどこでも勉強できるので本当にお勧めです。
過去問はネットにも掲載されていますが、解説が充実している冊子になっているものをお勧めします。
それでは健闘を祈ります。
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