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【生理】30 回鍼灸国試解説【問29】

目次

まずは問題を解いてみよう

第30回 鍼灸国家試験 問題29

問題29

加齢に伴い増加するのはどれか。

解説

この問題の意図

生理学的な知識がなくても解ける問題。

選択肢の解説

副腎皮質ホルモン分泌

副腎皮質ホルモンは加齢によって分泌量に変化はありません。加齢によって減少するのは性ホルモンです。逆に増加するホルモンは副腎髄質ホルモン(カテコールアミン)や副甲状腺ホルモン(パラソルモン)などです。

副腎皮質ホルモン:コルチゾール アルドステロン 副腎アンドロジェン

肺活量

高齢者になると軽い運動であっても息切れしやすくなりますね。

神経伝導速度

高齢者になると減少します。30代と比べ80代の場合は15%程度減少するようです。

重心動揺

立位姿勢時の重心動揺は60歳ごろから大きくなるようです。姿勢変化に対する適応能力も低下しています。

これらより導き出される解答

上記より答えは「重心動揺

まとめ

今回は生理学的な知識を使わずに、一般的な思考を用いても答えることができる問題でしたね。生理学で勉強した知識だけを用いるのではなく、一般的に考えたらこうだよねといったことも考えすぎてケアレスミスをしないために必要な場合があるかと思います。意識しておくといいでしょう。

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