目次
まずは問題を解いてみよう
解説
この問題の意図
十二刺の刺法を理解しているか
選択肢の解説
斉 刺
寒気の範囲が狭く、深部にあるとき、中心に一鍼、すぐ両側にそれぞれ一鍼ずつ一直線に並ぶように刺す。
傍鍼刺
経過が長く同じ部位の痺の時、痛みの中心に一鍼、そのすぐそばに一鍼刺す。
揚 刺
寒気の範囲が広く大きい時、その中心に一鍼、四隅から中心に向かってさらに刺す。
直鍼刺
問題文にあるような方法で刺すので、これが正解。
これらより導き出される解答
上記より答えは「直鍼刺」
まとめ
十二刺は国試での出題頻度の高い内容なので、押さえておきたいですよね。ですが!あまり根気詰めて勉強するよりは、ある程度は文字と刺法をイメージで覚え、後は試験の直前にチェックするぐらいが丁度いいかなと思います。私が覚えてたイメージを簡単に以下に載せますので、よければ参考にしてみてください〜。
斉刺 | 横に一斉に並ぶ(合計3本) |
揚刺 | 四隅から寒気を刺して揚げる(合計5本) |
直鍼刺 | 皮膚をつまんで直ちに刺す |
浮刺 | 肌肉が引きつって冷える時、斜めにさして浮かす |
陰刺 | 陰虚で左右の太渓に同時に刺す |
報刺 | 痛むところが動く時(風邪とか)に追いかけて刺す |
輸刺 | 熱がある時、まっすぐに深くまで鍼をさして、まっすぐ抜いて熱をとる |
恢刺 | 筋痺で筋がひきつる時、筋に刺入して緩める |
偶刺 | 心痺のとき、背部と胸部を前後から一鍼ずつさす(合計2本=偶数) |
短刺 | 骨痺のとき、鍼を骨に上下にこする |
傍鍼刺 | 痛みの中心に一本、そのすぐ傍に一本(合計2本) |
贊刺 | 腫れている時、毫鍼で浅く刺して出血させる |
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