【臨各】29回鍼灸国試解説【問60】

まずは問題を解いてみよう。

女性に多く発症するのはどれか。
第29回 鍼灸国家試験 問題60
以下、問題の解説です。
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解説

この問題の意図

内分泌疾患について理解しているか問う問題

選択肢について

橋本病

自己免疫学的機序によって発生する慢性甲状腺炎のこと。女性の10人に1人に発症し、男女比は1:20以上、好発年齢は30~50代と女性に多い疾患である。

原因は不明で、甲状腺にリンパ球が浸潤し炎症を起こす。病変の進行とともに甲状腺機能が低下する。

尿崩症

多飲と多尿が起こる疾患のこと。特に目立った性差の記載はありません。

下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンのバゾプレッシン(ADH)が下垂体後葉の機能低下などで減少した際に起こる。

原因が明らかでない特発性尿崩症が約39%、脳腫瘍や脳出血などに起因する続発性尿崩症が約60%、家族性尿崩症が約1%である。

先端巨大症

成長ホルモンの分泌過剰によって骨や結合組織、内臓の過剰な発育をきたす疾患である。性差はない。

分泌過剰が起こる時期によって呼称が異なり、思春期の骨端線が閉じる前に起これば下垂体性巨人症、骨端線が閉鎖した後に起これば先端巨大症と呼ぶ。

ほとんどのケースが下垂体線種による成長ホルモンの過剰産生および分泌である。

原発性アルドステロン症

副腎皮質に何らかの原因で病変が起こった結果、アルドステロンの分泌が過剰に起こる疾患である。発見者の名前からコン(Conn)症候群とも呼ぶ。

高血圧症の0.5~1%を占め、20~40代に多い。性差はない。

過剰にアルドステロンが分泌されるため、Naイオンの再吸収亢進、Kイオンと水素イオンの排泄亢進が起こる。その結果、低K血性アルカローシスを伴う高血圧症を発症する。

具体的な症状には、高血圧、多尿、易疲労感、四肢麻痺、耐糖能異常、低Mg血症によるテタニーなどがあげられる。

これらより導き出される解答

上記より答えは「橋本病

まとめ

今回は内分泌疾患の性差について問われる問題でした。

性差だけでなく、その疾患がどのような原因で起こるのか、どのような症状を呈するのか把握しておく必要があるかと思います。

その他

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