【臨総】29回鍼灸国試解説【問48】

まずは問題を解いてみよう。

黄疸をきたす疾患はどれか。
第29回 鍼灸国家試験 問題48
以下、問題の解説です。
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解説

この問題の意図

黄疸を起こす疾患を覚えているかを問う問題

黄疸とは

黄疸とは黄色い色素であるビリルビンが過剰に体内に存在することで皮膚が黄色くなる現象のこと。この黄疸は原因の部位によって名称が異なっている。

溶血性貧血など肝臓より手前の血管内などで赤血球が破壊されビリルビンが増加し黄疸が起こるものを肝前性黄疸と呼ぶ。肝炎など肝臓に原因で黄疸が起こるものを肝性黄疸と呼ぶ。肝臓癌や胆管閉塞など肝臓のグルクロン酸抱合が行われた後で起こる黄疸を肝後性黄疸と呼ぶ。

選択肢の解説

糖尿病

インスリン分泌の不足やインスリンの感受性低下により、血糖値の上昇に伴った代謝異常を起こす疾患である。長期間にわたって血糖値が高いと網膜症、神経障害、腎症など合併症が起こる。

主な症状には口渇、多飲、多尿、全身倦怠感などがある。

慢性心不全

心不全は組織へ必要なだけの血液を送り出すことができない心機能の異常であり、心臓弁膜疾患、虚血性心疾患、不整脈などすべての心疾患が原因で生じる。一般的に慢性の経過をたどるが、心筋梗塞や心筋炎などによる急性心不全もある。

症状は障害される部位が左心室と右心室で異なる。

左心不全の場合、肺のうっ血による労作時呼吸苦や夜間発作性呼吸困難、起坐呼吸や体動時に咳嗽が出現し、気管支喘息と同様の喘鳴が起こる心臓喘息、ピンク色泡沫状の痰など呼吸器系の異常が目立つ。

右心不全の場合、上下の大静脈うっ血による浮腫肝腫大、食欲低下、倦怠感などが起こる。

脂質異常症

空腹時の血清中LDLコレステロール140mg/dℓ以上、HDLコレステロール40mg/dℓ未満、トリグリセリド値が150mg/dℓ以上の場合を脂質異常症と呼ぶ。

基本的に自覚症状はないが長期間続くと、粥状動脈硬化症急性膵炎黄色腫などが起こる。

※黄色腫:皮膚や腱に脂肪が沈着すること。

溶血性貧血

何らかの原因によって赤血球の寿命が短縮して起きる貧血の総称である。

症状は貧血による症状と、溶血によって起こる黄疸脾腫、胆石症、血尿、腰痛、発熱などがある。

これらより導き出される解答

上記より答えは「 溶血性貧血

まとめ

今回は黄疸が起こる疾患を把握しておけば解ける問題でした。国家試験のためにも選択肢に出てきた疾患についてもよく理解しておくことを推奨します。

その他

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