【東概】29回鍼灸国試解説【問103】

まずは問題を解いてみよう。

次の文で示す患者の病証で最もみられる症状はどれか。「42 歳の女性。主訴は月経周期の乱れ。子どもの面倒をみながらの在宅勤務でイライラすることが多い。」
第29回 鍼灸国家試験 問題103
以下、問題の解説です。
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解説

この問題の意図

問題文の症例から東洋医学的考え方にあてはめる問題

選択肢の解説

太息

深い呼吸。ため息のこと。嘆息ともいう。
気滞や鬱積など気の巡りが悪い際に生じる。

呵欠

あくびのこと。欠、欠伸など別名がある。
衛気の乱れや、寒邪、腎が病んだ際に生じる。

短気

呼吸が浅く途切れているもの。息切れ。
主に気虚の症状。

噴嚔

くしゃみのこと。
風寒などの病により起こる。

注意

東洋医学で言うところの短気は一般的に使う怒りやすい、気が短いという意味ではないので注意しましょう。
や吸くなっていると解釈したら間違えにくくなるかもしれませんね。

問題文の症例について

今回の症例は、子育てと仕事によってイライラしている女性です。さらに、月経周期も乱れています。
イライラするなど「怒」の要素が強い場合、五臓で思い浮かぶのは「肝」ですよね。また、月経周期=血の関係も思い浮かびますのでより「肝」がこの問題のキーとなることが分かります。

悪くなった五臓がわかったら、次に考えるのは生理機能がいいでしょう。肝の生理機能には疏泄作用と蔵血作用などがあります。疏泄作用は気を循環させる作用であり、蔵血作用は血の貯蔵、さらには各臓器への配布調節に関与しています。

疏泄作用つまり、気の循環が悪くなりますと、気が滞るので無理やりどうにか気を巡らそう(吐き出そう)としてため息をつきます。選択肢でため息を意味するのは「太息」ですので解答として適切なのは「太息」でしょう。

これらより導き出される解答

上記より答えは「太息

まとめ

今回の問題は症例に対して東洋医学的な解釈が当てはめられるか問う問題でした。
問題自体はシンプルで単純な問題でしたが、選択肢の用語を理解していないと解けない問題でしたね。

その他

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