【東臨】28回鍼灸国試解説【問137】

まずは問題を解いてみよう。

「26 歳の男性。主訴は腹痛と下痢。IT 企業でストレスの多い仕事に従事している。 1 日数回排便する。器質的な病変はない。」下痢の病態で最も適切なのはどれか。
第28回 鍼灸国家試験 問題137
以下、問題の解説です。
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解説

この問題の意図

下痢が生じる原因を理解しているかを問うている。

下痢の原因

本症例の患者の主訴は腹痛と下痢です。
さらに、設問が下痢の病態に関してですので、本症例の患者の下痢がなぜ起こるのかを考えていきましょう。

下痢は以下の4つに分類することができます。
・浸透圧性下痢
・分泌性下痢
・蠕動運動性下痢
・滲出性下痢

このうち、甘味料の摂り過ぎなどにより腸で水分の吸収が行われなくなる浸透圧性下痢に関連する記載は問題文の中にありませんので、除外できます。
また、器質的な疾患がないことから、炎症などにより生じる滲出性下痢も除外することができ、細菌感染症などに関連する記載もないため分泌性下痢に関しても除外することができます。

三つの分類が除外することができましたので、蠕動運動性下痢が残ります。
蠕動運動性下痢とは、蠕動運動が亢進することにより食物が腸を通過する時間が短くなり、水分吸収が不十分となり下痢を起こすことです。
この蠕動運動性下痢の原因の一つに「過敏性腸症候群」があります。
過敏性腸症候群の原因は未だに明らかになっていませんが、ストレスなどが関連しているとされています。
本症例の患者は仕事でストレスを抱えている旨が記載されていることから、この疾患の様な状態であることが推測できます。
ですので、下痢の原因はストレスなどにより生じた蠕動運動性下痢であると考えられます。
蠕動運動性下痢は腸の蠕動運動が過剰に亢進した状態ですので、選択肢の中の「 消化管運動の亢進 」が正解となります。

これらより導き出される解答

上記より答えは「 消化管運動の亢進

まとめ

①下痢の原因は、

・浸透圧性下痢

・分泌性下痢

・蠕動運動性下痢

・滲出性下痢

の四つに分類できる。

②蠕動運動性下痢は腸管の蠕動運動の亢進により生じる。

その他

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