【東概】27回鍼灸国試解説【問95】

まずは問題を解いてみよう。

次の文で示す患者の病証で最もみられる脈状はどれか。「45 歳の女性。主訴は膝痛。10 日前に転倒して膝を打撲した。現在も膝内側が腫れて痛み、夜間も痛む。」
第27回 鍼灸国家試験 問題95
以下、問題の解説です。
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解説

この問題の意図

現代医学的思考と伝統医学的思考をミックスした知識を問う問題です。

現代医学的に捉えた症状を変換していくと...?

まずは実際に選択肢となっている脈状を確認してみましょう。

脈状とその関係

滑脈
盆に珠を転がしたような脈。痰飲・食滞・湿証・食べ過ぎ飲み過ぎの際に見られる脈。

洪脈
拍動が勢い良く触れる脈。熱盛・心の脈でもあるので暑さと関係が深い脈。

濡脈
浮位で触れ、脈幅が小さく、軟らかい。少し按じると絶えそうな脈。湿証、虚証で見られる。

濇脈
脈の流れが悪く、ざらざらとして、渋滞したような脈。血瘀で見られる。 

上記にまとめた脈状を理解した上で、問題文に着目してみましょう。

"打撲した"という文章から、内出血など血が鬱滞が想像できます。
また"現在も膝内側が腫れて痛み、夜間も痛む"という文章から、腫れや夜間痛が出る程の強い炎症が起きていることが想像できます。

これら現代医学的な所見を東洋医学的所見に落とし込んだ際に、内出血による血の鬱滞や炎症による循環障害と捉え、流れが悪く滞っている状態と考えることが出来ます。

この問題は、打撲による内出血を血瘀と捉え、濇脈は血瘀で見られることが繋がれば、簡単に解ける問題です。

これらより導き出される解答

上記より答えは「濇脈

まとめ

まずは自分なりに各脈をイメージしておくことが重要です。
その上で問題文を西洋・東洋それぞれの医学的観点で捉えて考えられるようにしましょう。

その他

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