
Contents
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の出題者の意図。
FIMの役割、項目を理解しているかどうか。
FIMとは
機能的自立度評価法(Functional Independence Measure):FIMの略で、ADLの評価に用いられる評価表である。
13の運動項目と5の認知項目にて構成されており、各項目1点~7点(1:完全介助~7:完全自立)の7段階評価の合計126点満点で評価される。
7才以上が対象となっており、評価者はリハビリの専門職出なくても良いため汎用性がある。
運動項目
FIMを構成する13項目はと、それぞれ4つのカテゴリーに分類されている。
以下、本問題となっている運動項目についてのみ記載する。
セルフケア
-食事
-整容
-清拭
-更衣(上半身)
-更衣(下半身)
-トイレ動作
排泄
-排尿コントロール
-排便コントロール
移乗
-べッド・椅子・車椅子
-トイレ
-浴槽・シャワー
移動
-歩行・車椅子
-階段
これらより導き出される解答
上記より答えは「食事」が解答肢である事がわかる。
+αここに注目!
ADLの評価法について
今回の問題となっている、FIM以外にもADLの評価法はある。
老研式活動能力指標やバーセルインデックス(Barthel Index)など余裕があると目を通しておくと良い。
まとめ
リハビリテーションの問題数が増え出し、いざ出題するとなった際、鉄板の暗記問題。
これら評価に関しては決まっているものなので暗記で取れる範囲ではあるが、評価法を暗記したところで他の科目には繋がりにくいのが悩ましいところ。
自分の中でうまく取捨選択して、最大のコストパフォーマンスを算出しよう。
(仮に自分だったらある程度のADL評価用紙のみ目を通しておく程度に収める。基本捨て問題として捉える。)
近年はこのFIMからの出題も多いので1点は確実に取れる範囲ではあるかもしれない。
その他
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参考・出典
日常生活動作(ADL)の指標 FIMの概要 厚生労働省 2019年9月6日 アクセス