
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の意図
鍼灸国家試験のよく出題される呼吸器疾患の問題
COPDとはなにか?
慢性閉塞性肺疾患【COPD:Chronic(慢性) Obstructive(閉塞性)Pulmonary(肺)Disease(疾患)】の略語です。主な原因はたばこの煙であり、有害物質が肺の炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気である。
閉塞とあるように空気の流れが悪くなり、特に空気を吐き出すことが困難になるのが特徴です。
①気管支の狭窄
有害な物質が細い気管支などで炎症を起こし(気管支炎)気管支が狭くなると空気の流れが悪くなります。
②肺胞の障害
有害な物質が肺胞まで及び炎症を起こし、肺胞の壁を破壊、古くなったゴム風船のようになる(肺気腫)と空気の流れが悪くなる。
選択肢の解説
喫煙は関与しない。
>たばこの煙が原因なので喫煙は関与する。
安静時の呼吸困難が特徴である。
>浅くて早い、十分に息が吸えない、息を吐くのが苦しいのが特徴。
肺機能検査では閉塞性障害が特徴である。
>慢性閉塞性肺疾患の名の通り閉塞障害は特徴である。
発作時に気管支狭窄音を伴う。
>気管支喘息など気道の狭窄によって気管支狭窄音は生じる
これらより導き出される解答
上記より答えは「肺機能検査では閉塞性障害が特徴である。」
まとめ
COPDは良く国家試験に出題される問題です。要点をしっかり押さえておきましょう。
その他
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