【臨各】27回鍼灸国試解説【問59】

まずは問題を解いてみよう。

脊椎疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。
第27回 鍼灸国家試験 問題59
以下、問題の解説です。
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解説

この問題の意図

疾患とそれによる症状がリンクできているか問う問題

疾患について簡単な解説

頸椎椎間板ヘルニア

椎間板組織が脱出し脊髄や神経根を刺激する。

男性に多く、40~50歳代に好発する。好発高位は脊髄症でC5/6、神経根症でC6/7が多い。

頚椎症と同様に神経根症状や脊髄症状の症状が出現する。

頸椎後縦靭帯骨化症(OPLL)

後縦靭帯がなんらかの原因によって肥厚、骨化する疾患。

中高年者に多い。

頚髄症状を呈する。糖代謝異常に合併することもある。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板組織が脱出し脊髄や神経根を刺激する。

好発年齢は20~40歳代である。好発高位はL4/5、L5/S1である。

神経根症状や脊髄症状の症状が出現する。

腰部脊柱管狭窄症

骨性脊柱管の狭小を基盤とし、馬尾や神経根の障害を起こす。

60歳以降に好発する。神経根症状や馬尾症状がある。

痛みやしびれにより歩行を中断しなくてはならなくなり、前傾姿勢で休息をすると症状が緩和し再び歩行を開始できる間欠跛行が特徴的である。

選択肢の解説

頸椎椎間板ヘルニア - 間欠跛行 ×

間欠跛行が特徴的なのは脊柱管狭窄症等腰部の疾患である。

頸椎椎間板ヘルニアであれば上肢への神経学的所見が妥当であろう。

頸椎後縦靱帯骨化症 - 膝蓋腱反射の減弱 ×

後縦靭帯が骨化ないし肥厚するため脊髄を刺激する疾患である。

そのため、腱反射は亢進するのが妥当であろう。

腰椎椎間板ヘルニア - アキレス腱反射の亢進 ×

L5/S1の腰椎椎間板ヘルニアではアキレス腱反射は減弱する。

馬尾を障害する腰部脊柱管狭窄症であっても腱反射は減弱ないし消失なので注意が必要。

腰部脊柱管狭窄症 - 会陰部のしびれ 〇

腰部脊柱管狭窄症の馬尾型では膀胱直腸障害など脊髄由来の症状が出現する。

これらより導き出される解答

上記より答えは「腰部脊柱管狭窄症 - 会陰部のしびれ

まとめ

今回選択肢に出された疾患の多くは臨床でも遭遇しやすく、病態把握が必要なことが多いですので、ここの解析のみならず、細かく把握しておきましょう。

その他

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