
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の出題者の意図
我が国における業務疾病構造を理解しているかどうか。
業務疾病について
いわゆる仕事を行う上で発生した(する)疾病の事。
厚生労働省は年に一度、業務上疾病発生状況等調査いうものを行っており、報告いる。
今回の問題の出題範囲はこの調査より出題されている。
以下、本調査の意義について引用する。
本統計は、業務上疾病の発生状況を把握して、労働衛生行政の基礎資料とすることを目的とする。
厚生労働省HP 業務上疾病発生状況:統計の概要 閲覧・引用 2019.9/16 アクセス
今回解答肢となった4つの中で多い順に分けると、
- 1位:腰痛(災害性腰痛)4,722 (0)
- 2位:じん肺症及びじん肺合併症(休業のみ)210
- 3位:過重な業務による脳血管疾患・心臓疾患等69 (33)
- 4位:酸素欠乏症 13 (4)
・休業4日以上のもの。
・疾病分類は労働基準法施行規則第35条によるものを整理したもの。
・数字は平成28年中に発生した疾病で平成29年3月末日までに把握したもの。
・()は死亡で内数。
・平成29年6月に公表したものから数字を一部修正している。
これらより導き出される解答
上記より答えは「腰痛」
まとめ
厚生労働省の調査結果が全ての問題です。そして毎年このような感じの問題が1問は出ています。
覚えるだけ無駄な問題なので、潔く捨て問題でいいと思います。
これら調査系時事ネタは、深くハマればハマるだけ泥沼なので、サラッと流し読みなり耳・目に入れとく程度で充分です。
サイコロ振って当たればラッキーぐらいに思っておけばいいと思います。
とは言え、今回の問題で言えば選択肢の中から腰痛が一番多そうぐらいは想像できるかと思います。
わざわざ勉強する必要はないけれど、持ち合わせている知識の中で最大限正解に近い選択肢を選べればそれだけで十分だと思います。
その他
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参考・出典
厚生労働省 業務上疾病発生状況等調査結果 2019.9/26アクセス